k邸 土蔵保存修理
この蔵は明治中期に竣工した蔵で、120年くらい経過している。この修理に先立ち現調した結果、外部目視では壁及び片引き蔵戸の痛みが顕著に現れていた。内部目視による現調で、柱の腐食が2本あり、1本は柱上部まで達していた。
実際曳家工法で揚屋をした結果、艮の柱が元より4尺程腐食していて、危険な状態であった。その他1本の柱が腐食していて計4本根継ぎを施した。
平成30年2月末までに屋根登り梁を懸ける予定でいる。