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旧協働会館保存整備工事

2018.05.15

旧協働会館は、昭和11年に芝浦花柳界の見番として建設された、都内に現存する唯一の木造見番建造物です。
東京都が建物を買取り、戦後は協働会館として港湾労働者の宿泊施設に利用され、平成21年に港区へ建物が無償譲渡されました。
港区は、指定有形文化財の協働会館を、伝統文化の継承や地域活動、交流等の拠点として活用する為に、建物を保存修理します。
見番とは、「置屋、料亭、待合」からなる「三業」を取りまとめ、芸者の取次や、芸者の取次や遊興費の清算をする施設です。

建築年:1936年(昭和11年)
棟梁: 酒井久五郎
建築面積:223?
延床面積:442?
階数: 二階建て
屋根仕上げ:日本瓦葺
外壁: 日本下見板貼、漆喰塗り
平成30年の工事は解体工事、揚屋及び曳家工事等予定してます。大規模な工事になりそうです。

建物正面 瓦葺入母屋造、玄関屋根唐破風付き銅板平葺

揚屋の補強工事として仮筋違を取り付けた。

中も多くの仮筋違を取り付けた。

いよいよ揚家用腰レールの取り付けが始まった。

新幹線の旧レール高さが155mm程ある。

揚家をしたところ




曳き家後新設の基礎にジャッキダウンをするところ

ジャッキダウン後


上手く納まった状態

構造補強工事を施してから、竹小舞による土壁下地を施す




 
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