天候が落ち着かないので晴れている時を狙って土台の墨付けに行ってきました。
棟梁自ら基礎に墨を出していきます。
この墨一で家の建つ位置が確定するわけです。
それぞれの基礎の中心にはボルトがあるので、
まず中心からずらしたにげ墨を出すわけです。
例えば中心から1寸(約3センチ)ずらすなどその人それぞれですが、
そうすればボルトに当たらず、基準となってくるわけです。
そこから最終的に実際に土台がくる墨を出せるわけです。
基礎が十字に交わっているのはお察しの通り大黒柱が建つ場所です。
8寸3分角(約25センチ角)の大黒柱です。
最近では大黒柱がある家は少なくなってきています。
よく例えで亭主は一家を支える大黒柱だと言いますが、
建築では本当にその通り家の構造の中でも最も重要な柱です。
どちらもしっかり支えていかなくてはなりませんね。